NIPの設計は適合規格を準拠しています!
雷対策システムの設計について System design
2024年3月8日官報にて国土交通省より外部雷保護システムの改正が告示されました。
雷撃によって生ずる電流を建築物に被害を及ぼすことなく安全に地中に流すことができる避雷設備の構造方法は、日本産業規格Z9290(雷保護)-3-2019に規定する外部雷保護システムに適合することとする。
これにより、2025年4月1日以降の建築確認申請における外部雷保護システムの適用規格はJIS Z 9290-3:2019となり、その内容に基づいた雷保護設備の計画が必要となります。
雷撃によって生ずる電流を建築物に被害を及ぼすことなく安全に地中に流すことができる避雷設備の構造方法は、日本産業規格Z9290(雷保護)-3-2019に規定する外部雷保護システムに適合することとする。
これにより、2025年4月1日以降の建築確認申請における外部雷保護システムの適用規格はJIS Z 9290-3:2019となり、その内容に基づいた雷保護設備の計画が必要となります。

雷保護設備の構成
雷から建築物を守るための雷保護設備は、 一般的に次の3つのシステムから構成されます。
- ①受雷部システム・・・・・・・雷撃を受けるための部分
- ②引き下げ導線システム・・・・受雷部システムから接地システムヘ雷電流を流すための部分
- ③接地システム・・・・・・・・雷電流を大地へ流し拡散させるための部分


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①受雷部システム避雷針や棟上げ配線導体などを受雷部となるよう適切に設置することで、直撃雷から建物を守ります。
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②引き下げ導線システム受雷部システムで受けた雷電流を建物の構造体(鉄筋や鉄骨など)や専用の鉄筋または導線を通して接地システムヘ流します。
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③接地システム銅板や環状埋設線などを雷保護規格に応じて適切に設置することで雷電流を大地に流し拡散させます。
雷撃を受雷部で受けて建物を守り、引き下げ導線を通して雷電流を接地極へ送り、
接地極から大地へ雷電流を拡散させます。
接地極から大地へ雷電流を拡散させます。