迷走電流測定はNIPに
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迷走電流影響調査について
直流電気鉄道の帰線から1km以内の場所、直流電気設備の周辺の場所等では、大地への漏れ電流により地中に埋設された金属配管等が腐食(電食)することがあります。この漏れ電流のことを「迷走電流」といい、各自治体の危険物施設の審査基準等において迷走電流の有無について調査することが定められています。
上記の腐食の恐れがある場所においては腐食対策工事が必要となりますが、迷走電流と大地抵抗率について調査を行い、その結果、迷走電流の影響による地表面電位勾配が5mV/m未満であり、大地抵抗率が2000Ω・cm以上であれば、腐食対策工事が不要となる場合があります。
上記の腐食の恐れがある場所においては腐食対策工事が必要となりますが、迷走電流と大地抵抗率について調査を行い、その結果、迷走電流の影響による地表面電位勾配が5mV/m未満であり、大地抵抗率が2000Ω・cm以上であれば、腐食対策工事が不要となる場合があります。
調査方法
(1) 地表面電位勾配測定
直交する2方向についてそれぞれ2個の照合電極を地中に差込み、この2極間の電位差を測定することによって地中における迷走電流の影響度合いを確認することができる。
測定は、照合電極として飽和硫酸銅電極を、電位差計として内部抵抗の高い高感度電圧記録計を使用する。地表面電位勾配測定要領を図-2に示す。尚、測定は連続10分間程度の同時測定とし、電鉄軌条に対しL1(平行方向)=10 m、L2(直角方向)=10 mとして行う。